どんどんと進化するスマートフォン広告
スマートフォンは今では生活になくてはならないものです。
そのため、広告媒体も従来のテレビコマーシャルだけではなく範囲を広げており、インターネットやスマートフォン向けのものも増えています。
スマートフォン向けのコマーシャルも多様化しており、その訴求力の高さから様々なものが開発されていて、私たちが知らないものも多いです。
そこで、ここではスマートフォン向けの広告最前線を紹介していきます。
画面の狭さを乗り越える
スマートフォンといえば多くの人が持っているものであり影響力の強いものです。
そのため、最近ではコマーシャルをスマートフォンでしか打たないという企業も少なくありません。
ただ、スマートフォンでコマーシャルを作成するにあたってネックとなるのがサイズです。
スマートフォンの画面というのはテレビやパソコンに比べて格段に小さくなります。
そのためその小さな中にどのようにして伝えたい情報を盛り込むか、簡潔にまとめるか、ということが重要になります。
そこで逆転の発想をとったのが広告の一部分しか映さないという手法です。
一般的には広告をしっかりと見せるために画面いっぱいに表示をしようと考えますが、敢えて情報をすべて見える状態にしないようにすると、多くの人は続きが気になってスクロールをすることになります。
こうすることで広告にきちんと目を通してもらえるというアイデアなのです。
動画広告の増加
せっかくだからということで、テレビコマーシャルのように動画で広告を掲載するという企業も増えています。
この手法が取り入れられるようになった初期は、その多くがあくまでもテレビコマーシャルをそのままインターネット広告として使用するものでした。
しかし、最近では顧客目線に立ってコマーシャルの作り直しをするという企業がほとんどです。
特に多いのがスマートフォンで見ることを想定してタテ型の広告動画を作る企業です。
これは駅でよく見かけるデジタルサイネージも同様で、画面の形を最大限に生かすため、従来の形とは違うタテ型でコマーシャルを作成しています。
見慣れないサイズであること、スマートフォンを回転させることなくそのまま見られることから視聴してもらえる数が増えます。
コマーシャルを作成するとなると、どうしても企業側のエゴが目立ちがちです。
自社の商品をしっかり覚えてほしい、せっかくならばたくさんの情報を伝えたい、という感情が起こるのは当然のことである反面、どうしてもそこばかりを主張するとユーザーの便利さ、操作のしやすさがないがしろにされることがあります。
そこで、ユーザーが不便に感じないこと、邪魔に思わないことを意識しながらこのような作られたコマーシャルは評価を集めるのです。