グリコの考える戦略が勉強になる
グリコはお菓子やアイスクリームなどを製造販売する企業として知られています。
江崎グリコと表されることもありますが、こちらのグリコが考える戦略というのは食品を扱っていない企業にとっても、勉強になるものばかりです。
グリコはこれまで数々の商品を打ち出し してきていますが、特に知名度の高い商品というのは長年にわたって変わることがありません。
また、グリコが販売していた商品の販売停止などが決まってしまえば、多くの消費者が残念だという声をあげることになります。
グリコの戦略は小売り業者をはじめとして、その他消費者だけを対象にしているものではありません。
もちろん消費者一人一人に対する気持ちを強く持ち、感謝の気持ちを持っていることに変わりはありません。
しかし、小売業者で商品を販売し、これを購入してくれる消費者のことばかりではなくさらに広い視野を持って事業展開を行ってきているのです。
その結果としてグリコは大成功を収め、現在でも着々と人気を集めているサービスを展開しています。
オフィスも対象にしたマーケティング
グリコではこの数年、オフィスを対象にしたサービスを展開しています。
それはオフィスグリコというサービスになりますが、希望するオフィスにグリコのお菓子をいつでも提供し、働いている従業員が食べられる環境を作ることです。
また、提供したお菓子に関しては一つずつの値段が均一になっているため、細かな計算なども必要ありません。
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お菓子が足りなくなれば、すぐに補充しに出向くといったサービスになっています。
様々なオフィスで従業員が自分でお菓子を購入してくるという姿を見ることはありますが、会社にたくさんのお菓子な準備されているというケースは少ないでしょう。
ここに目をつけたグリコは、自らが新しいサービスを展開するようになったのです。
実際にこのオフィスグリコはとても人気があり、申し込む企業もある続々と増えています。
会社側としても自分たちでお菓子の管理をする必要がなく、グリコに全て任せておくだけで良いので従業員の喜ぶ顔を見るため、そして従業員のストレスを少しでも緩和するためにこちらのサービスを導入しているようです。
とても斬新なアイデアですが、小売り業者だけでなく一つ一つのオフィスに目をつけて、こうしたサービスを展開するというのはグリコという会社そのものが、社内で従業員に対する配慮をしっかり行っているからだといえるでしょう。
そうでなければ他の会社のオフィスでの休憩時間まで着目することができません。
シンプルで世界に愛される味
グリコが販売している商品は、どれも昔から変わらない味のものばかりです。
そのため、子供の頃によく食べていたお菓子を大人になってから食べることもあるでしょう。
もちろん新商品を開発しているのですが、それとは違った部分でいつまでも変わらない味の商品を販売し続けることにより、消費者の安心感を得ているのです。
消費者がどのような商品を求めているのかを考え抜いた結果、数々の商品が長年に渡って存在しています。