ビジネスに活用できる企業情報サイト

ビジネスモデル

花王のカスタマーマーケティングが考えるビジネスモデル

花王のマーケティング

誰もが知っている花王といえば、化粧品をはじめとして、洗剤類などでもおなじみです。
また入浴に関わるアイテムを販売していることでも知られているでしょう。
こちらの花王は長年にわたって愛される商品作りをしているのですが、どのようなマーケティングを行ってきたのでしょうか?

花王には他の会社と違うマーケティング方法があり、これが効を奏して会社経営も順調だというのです。
それは卸売業者を通さず、小売業者と直接の取引をするということにできます。このようなマーケティングを手がける会社は非常に少ないでしょう。

なぜならば、卸売業者に任せてしまう方が時間的な問題が最終的なコストそのものも低く抑えることができるのです。
しかし、花王はここで妥協するのではなく、直接小売業者とやり取りをすることによって商品の管理状況やそのほか、お客様からの声についても働く側が近い場所に在り続けているのです。

また卸売業者を通じて大量に商品を販売するのではなく、それぞれの小売り業者と、どれだけの商品をどれだけ売り場に出すのかを常に考えながら納品を行っています。
その分商品が無駄になってしまうこともなく、ニーズ高い商品を把握することもできています。

商品、消費者への責任が強い

花王が上記のようなマーケティングを取り入れているのは商品に対する責任、そして消費者に対する責任がとても強いのです。
もちろんどの企業であっても、商品や消費者に対する責任を持っているのですが、花王の場合には消費者が直接お肌に使用する物を取り扱っていることもあり、消費者からの声な直接響いてくるようなマーケティングをしているのです。

その結果として、卸売業者を間に挟まないというのが大きな結論になったようです。
しっかりと徹底管理をして、商品をそれぞれ残り業者に出すことで万が一クレームがあった場合や、何かトラブルがあった時にも迅速な対応を行うことができます。

何時どこで作られた製品なのかが分からないといった状況になってしまえば、消費者からの信頼を失ってしまうでしょう。
このような部分を極力なくしていく為にもしっかりとした責任感を持ち、小売り業者と直接のやり取りをしています。

子会社との関係で様々なアイデアが集まる

子会社と直接的な取引を行うことによって、自分たちだけでは考えつかないアイデアにたどり着く事もあるようです。
卸売業者を間に挟んでしまった場合は、あくまでも卸売り業者とメーカー側となのやり取りになるので、細かなアイデアなどは中々出来ません。

しかし業者と一緒に考えることで、どのような陳列方法ならば効果的なのか、見栄えが良いのかなどについても業者側の意見を聞くことになります。
このような意見を聞いた上で、新商品におけるパッケージのデザインなども考えていくことができるのです。
消費者からの声だけでなく商品を販売する現場からの声もすぐ身近な場所にあり、それだけ自社の製品を愛しながら使っていただけることへの感謝の気持ちを忘れていない会社だということがわかります。